デブサミ2009に参加

今日は、有給休暇をとりデブサミに参加しました。
 http://codezine.jp/devsumi/2009/

社内で、デブサミをモデルにしたイベントを開いている割に、
前回参加したのはたぶん2005年。久々。
外のこういうイベントへの参加自体が久々。
思った以上の人出(受付からして並ぶ・・・)だったのでびっくりしました。


聞いたのは以下3セッション。

開発プロセスの心」
http://www.seshop.com/event/dev/2009/timetable/Default.asp?mode=detail&eid=124&sid=713&tr=01%5F%8AJ%94%AD%83v%83%8D%83Z%83X#713


「未来へつながる言語〜ある言語おたくの視点から」
http://www.seshop.com/event/dev/2009/timetable/Default.asp?mode=detail&eid=124&sid=720&tr=02%5F%83A%81%5B%83L%83e%83N%83%60%83%83#720


「時を超えたプログラミングの道への道」
http://www.seshop.com/event/dev/2009/timetable/Default.asp?mode=detail&eid=124&sid=723&tr=01%5F%8AJ%94%AD%83v%83%8D%83Z%83X#723



それぞれメモと感想を書いてみます。

開発プロセスの心」

これは、すごくよかったです。
朝一、間に合ってよかった。

  • 良かった点1

すごく編集的でした。
萩本さんの話 ⇒ 編集用語
参照モデル+カスタマイズ(方針が大事) ⇒型 + 編集方針
分けることは分かること ⇒ワケルとワカル
守破離 ⇒守破離

  • 良かった点2

ウォーターフォール、反復プロセス、アジャイルプロセス
の違い(対比)の説明が分かりやすかった。
計画(管理)重視、価値固定型と
実施しながらプロセスを最適化し、価値拡大を目指すのと。


どちらにしろ、純粋なウォーターフォールは、
リスクマネジメント的に無謀。
ウォーターフォールをやっていると思っている人も
完全純粋なウォーターフォールじゃないはず。
そこには隠れたリスクマネジメントの仕組みを
忍び込ませているはず。
うん、なるほど。

分けることは分かること、
でも分けただけではだめで、
分けた上でつなげていく。
(これも編集と一緒だな。文節に区切って、その後つなげる、
入れ替える)

で、何をつなげるかというと、
ビジネス開発プロセスシステム開発プロセス。
タツモデルで、関係者がコタツに一緒に足を突っ込んで、
全体として開発が進められるといい。


その通りだと思う。
自分が今問題意識を抱えている部分に対する
お話だったので、とても自分の中に入ってきました。
関連URLがいっぱいあったので、少しずつ読んでみようかな。


静かに熱いセッションでした。

「未来へつながる言語〜ある言語おたくの視点から」

1954年のFortranの前に
plankalkulというドイツ発の言語が発表されていたらしい
という話から、
今後どういう言語が注目できるかというので、
APLというのあるという話まで、
言語の産まれ方、進化の仕方についてでした。
面白いのはやはり、JavaでもRubyでも、
もっともっと昔からあったVMとかGCとか例外の考え方とか
を使っていて、そんなに革新的なことをしているわけじゃないけど、
昔は他の背景があり受け入れられなかったものが、
時代とマッチして受け入れられ、普及したという話。
今後注目される言語というのは、今既にある考え方を
タイミングを合わせて広められるものなのかもしれないです。

「時を超えたプログラミングの道への道」

XP(エクストリームプログラミング)を建築のクリストファー・アレグザンダー(パターンランゲージ)と結びつけたお話でした。
「時を超えたプログラミングの道」というのをケントベックが
使っていて、それはアレグザンダーの「時を超えた建設への道」
が元ネタ。ケントベックはプログラムでアレグザンダーを実践
しようとしていたということでした。


そういえば、この前、読書会をしていたのを
横で覗き込んでました。これの話だったのですね。


他の分野から学び、適用すること。
あとパターン=型ということを考えると、
これもとても編集的だったなぁと思いました。
(結局全てが編集なんだけど、、)

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1日参加の予定だったけど、
あまり体調が良くなかったので、昼1つ目までで早退しました。。