カンボジア関連の本

この1週間ほどで、3冊の本を読みました。


『アキラの地雷博物館とこどもたち』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4385362084
アキラさんの子どものころからの兵士体験、淡々とした文章ですが、
かなり激しいです。想像の範囲を超えています。
でもその時期はすごい昔ではなく、自分も生きていた時代。
例えばイラクとかって今でもこんななのだろうか。
ほんとに人間って残酷な生き物です。
それなのに、今は両親を殺した人も恨んでいないどころか、
友達だそうです。昔はノーチョイスで誰も生き方を選べなかった。
だからその人を恨む気持ちはないと。
そして、人のために生きようと、自分のできることを一生懸命やっていく。
本当にすごい人だなぁと思いました。


『キリング・フィールドへの旅―カンボジアノート〈2〉』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4897722160
クメール・ルージュ(ポルポト)時代がどうだったのか、
何があったのか、どうしてそうなったのかを考えようとしている本。
とにかくクメール・ルージュの残忍さはすごいです。
恐怖を植え付けて人を支配する、少しでも敵っぽい人は
尋問+拷問して情報を聞き出して、片っ端から殺す。
ただ、上記の本でもあったけど、カンボジアの歴史で
クメール・ルージュだけが悪者ではなく、
いろいろな歴史があるようです。
世界中でもいろんな所で虐殺は起きているし。
何かの理想へと突き進むうちに周りが見えなくなるって
人間にはいつでも起こりうるのだなぁと思います。


カンボジアの子どもたち―遠藤俊介写真集』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4897722217
子どもの自然な写真がとてもいいです。
以下のページからも写真を見ることができます。
http://www.shunsuke-endo.com/index.php?option=com_zoom&Itemid=2
これだけを見ると、上記2冊の本のようなことがつい最近まであった国とは思えません。