カンボジア関連の本の続き

地雷を踏んだらサヨウナラ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061834347
主に戦場を取り続けたフリーのカメラマンの
日記、手紙、写真を集めたものです。
ベトナムにも長くいたけど、カンボジアが好きで、
そしてカンボジアの人も大好きというのが伝わります。
言葉も分からないのにどんどん現地に溶け込んで、
そのたくましさや人懐こさは彼独特のものだったのでしょう。
カンボジアシェムリアップで共同生活をした親友の
ロックルー(高校の先生)との交流が心に残りました。

あと気付いたのが、とても自由を求めていた人だということ。
常に縛られることを嫌い、安定した地位を求めずに、
自分の思うがままに進む。アンコールワットを目指して。
いつも冷静で論理的なロックルーと好対照でした。


この本では、カンボジアの戦争が他の戦争とあまり変わらない
一般的な戦争に見えました。
戦争とか悲惨な歴史というより、
カンボジアが本来持つ明るい太陽、豊かな大地、
仏教を信じる温かい人々が浮かび上がっていたようにおもいます。