『Googleを支える技術』

Googleを支える技術・・・巨大システムの内側の世界』を読みました。
  http://www.amazon.co.jp/gp/product/4774134325

システム屋さんとしては、やっぱりGoogleの中がどうなっているのか気になります。
MapReduceとかBigtableとかGSFはちょっとは知っていたのですが、
難しいなぁという印象。この本も読みやすいのは確かですが、
理解できたかというと、ちょっとそうでもないかも。
雰囲気はつかめるのですが。


逆にデータセンターの消費電力のところとかは
すごく分かりやすかったし、全然意識してなかったので、
発見した感がありました。今のところ、こういうシステムとかデータとか
全部電力だのみなんだなぁ。石油とかなくなったら、どうするんだろうと
ちょっとこわくなりました。
私が大学時代に研究していた超伝導を利用した回路で、ほんとにほとんど電力消費なし
というような技術が使えるようにならないと、この先どんどんシステムが大きくなって
いったとき、エネルギー源がもたなくなるような気がしてきました。


最後6章も私は注目部分。
どうやって開発しているのか、やっぱり気になります。
ドキュメントを大切にしているとか、言語は自由に選べないというところは、
すごく自由そうなイメージとちょっと違う感じがします。
Tech Talkとか20%ルールとか有名なものは思ったとおりでした。
もうちょっといろいろ知ってみたいなぁ。