『17歳のための 世界と日本の見方』

副題が「セイゴオ先生の人間文化講義」となっていますが、
松岡正剛氏が、大学の講義で人間文化について話した内容です。
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4393332652


文化、歴史、宗教などが話題の中心なのですが、
ちょっと前まで、自分がこういう本を読むと思ってなかったです。


なぜ読んだかというと、今Web上の編集学校に通っているのですが、
そこの校長先生の本だからです。
http://es.isis.ne.jp/index_main.html


ただ校長先生の本だからだけではきっと読まなくて、
クラスメートとか、師範代(編集学校のクラスの先生)に薦められたから。

松岡校長は、「千夜千冊」で有名ですが、
これは私にはすごく難しい。
 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html

読んでてけっこう苦しくて、クラスで紹介されても、
1話読みきれないこともしばしば。
読めない理由は、分からない単語、なじみない単語が多すぎるのがまずあります。


なのですが、この本は17歳のためのと言っているとおり、
大学入学したばかりの人向けの講義なので、
知らない単語があれば解説してくれているし、
とても読みやすいです。
そして、2日間でいっきに読んでしまいました。
こんな勢いで本読んだのは久々です。


なじみがないんだけれど、
編集学校でやっていることとの接点が出てきたり、
ものの見方とか捉え方とか、今すごく気にしてる時期だからか、
面白いな、もっと知ってみたいかもという気持ちになりました。
続編もあるので、ちょっとしたら読んでみます。


気づいたこととしては、
やっぱり歴史は年号羅列して覚えるものじゃなくて、
いろんなつながりとか相互作用とかそういうのを考えていく
ものなんだなということ。
そして、人は昔からいっつも悩んでいたんだなということ。


このことから、なんとなく心が少しゆったりした気持ちを持てる気がしました。