『誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4393332717
前に読んだ本
http://d.hatena.ne.jp/h_gomi/20080803/1217755836
の続編になります。
前回のが読みやすかったので、
今回もすいすい読めるかと思ったのですが、
こちらは若干難しかったかな。
文章としては読みやすいですが、やはり
バックボーンとなる知識が足りない感覚がありました。
とはいえ、逆に知らないからこそ面白いというか、
歴史ってこういう見方もできるんだということが
素直に気づけました。
歴史の見方で1つ思い出されるのが、
高校の日本史の授業。
これもまたちょっと変わっていて、
日本史の大きな有名な流れの話ばかりでなく、
その時代、時代で、普通の人々はどんな暮らしをしていたか
というのに焦点を当てた授業になっていました。
歴史の年号暗記して、どんな意味があるんだと思っていた自分には、
その授業はすごく興味深いと思えた記憶があります。
その先生もほんとに歴史のそういう部分が好きだったはずで、
その気持ちが伝わったというのもあると思います。
で、この本を読んでいて思い出したのがこのことでした。
どこかでつながっているんだろうな。
この本の最後では、苗代という言葉がキーになっています。
苗代という言葉は、今通っている編集学校の
私が所属しているクラスの名前に使われています。
4月には全くイメージを持っていなかった
この言葉がだんだん自分の中でもいろんな意味を持つようになってきました。
その感覚がおもしろいです。